2021/09/30 20:21

ある日突然、

猛々しい体つきに黒い革ジャンを羽織り、瞳を確認できないほどの真っ黒なサングラスを掛け、「AR-18」を片手に人類を無差別的に攻撃する男があなたの目の前に現れる。

再三、軍の銃弾を身に受けても動じず、剥がれた皮膚からは銀色に輝く鉄の体が顔を覗かせている。
さらに男は、次の標的を定める。
そう、標的に選ばれたあなたは、恐怖のあまり逃げ出すことはおろか、声をあげることもできない。





こんにちは!Ones,ArtスタッフのYOSHIO⤴︎です!
冒頭から過激な記事、申し訳ございません(笑)

しかし皆さん、
昨今、世間を賑わせる「AI」についての噂や記事、
突き詰めると、映画「ターミネーター」のように知能を持ったロボットが次々と人類の殺戮を繰り返すような未来を想像しているのでは無いでしょうか。

今回は、普段、いち会社員として曲がりなりにもAI技術を扱い始めたYOSHIO⤴︎が、AIに実際に触れてみたうえで考える未来、そして、様々なAI技術に関しての研究記事及び書籍で仕入れた情報をもとに、「AIは人類を滅亡に導く存在となりうるか?」私なりに考えてみましたので、参考程度にお楽しみください!





そもそもAIって何だ?


皆さんが考えるAI、いわゆる人工知能とはどんなものでしょうか?

冒頭に紹介した殺戮兵器・ターミネーターのような存在でしょうか?それとも、自ら軍事設備などのプログラムに侵入(ハッキング)し攻撃を加える司令塔のような存在でしょうか?


実は、AI(人工知能)とは、人間の思考に基づいた振る舞いの一部を人工的に再現したソフトウエアのことなんですね。

この、人工的に再現というのがポイントです。


何やら難しいですね。上手く説明できるか不安ですが、ちょっと分かりやすく例えてみたいと思います。

(今回は分かりやすいように教師あり学習という手法をメインに紹介します)


例えば、「犬」の画像を100枚用意します。用意した画像はそれぞれ犬種も違えば色も様々だとしましょう。

この画像たちを、AIに学習させるんですね。それも、「この画像たちには共通して、犬という動物が写ってるんだよ」って人間が教えてあげるんです。

するとAIは、画像1枚1枚に対して解析をかけ始めます。そして、100枚分全ての解析結果より、特徴(目の位置、耳の形、鼻の大きさ、などなど)を見つけ、記録し、一旦大事に保管しておきます。


さて、解析が終了したみたいなので、さっきの100枚とは別に新たに犬の画像を1枚用意します。

今度はAIに対し、「この画像に写っているのは犬ですか?」って聞いてみましょう。

するとAIは渡された画像に対し、やっぱり今回も解析を始めるんですね。ここでは、先ほど記録しておいた特徴と今回解析した画像の特徴がどの程度マッチするか?を判定します。

判定した結果、記録済みの特徴にマッチしている場合、AIは「この画像は犬です」という結果を返してくれます。

ちなみに、猫の画像を渡すと、特徴とマッチしないため「この画像は犬ではありません」という結果を返します。


実はAIというのは、上記のような振る舞いをするプログラムをあらかじめ人間が作成し、すっっっごく複雑に組み合わせることで、あたかもコンピュータに知能があるように振舞わせるものなんです。

なので、コンピュータ自身が意識を持っている訳では無いんです(あくまで現段階では。ですが…)。


確かに、私の扱うAI技術においても、結局は先ほどの犬の例で紹介したような作業を地道に繰り返し、識別精度を上げていく。というようなことをしています。



じゃあ、現段階でAIはどの程度進化しているの?


AIの基本的な仕組みと、コンピュータ自身が自分で考えて動いている訳では無い事は理解していただけたかと思います。(説明下手くそでしたらごめんなさい)

そもそも、現段階で、人間の意識というものの正体は分かっていないのが現実みたいで、しかも、解明できる理論も全く見当もつかないという段階なんだそう。

AIとは、人間の思考を再現し、それをプログラムしたもの。でしたよね?

ということは、正体の分からない人間の意識をプログラムすることがまず不可能な段階なんですね。


このことより、この先しばらくは、ターミネーターのような殺戮AIが誕生する確率は低いのでは無いかなというのがYOSHIO⤴︎の考えです。(悪い人がわざとそのようなプログラムを開発すると話は別ですが)

しかし、人類の滅亡に繋がるような極端なAIは誕生にしないにしても、現在当たり前のように存在する職業の多くがAIに取って替わられるという未来は、高確率で訪れるのでは無いかなと感じているのが正直なところです。

なぜなら、「再現できる」振る舞いはプログラム可能だからです。




それでも、こんな話も…


将棋の世界に登場するAIの話は有名かと思います。
プロの棋士にAIが勝った!というニュースを目にされた方も多いのでは無いでしょうか。

さて、実際にAIを相手に将棋を指したプロ棋士の方々は、対戦相手であるAIに対し、
「意識のようなものを確かに感じた」
と口を揃えるとのこと。

もしかすると、YOSHIO⤴︎の予想とは裏腹に、AIが意識を持つ未来がすぐそこまで来ているのかもしれませんね…



まとめ


今回は、世間を賑わす、AI(人工知能)についてのお話でした!

ファッションとはまるでかけ離れた内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

興味が湧いた!という方、ぜひAIと共存する未来に備えて情報を集めてみてください!


以上、Ones,Art-Studioより、YOSHIO⤴︎がお送りしました!